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ロス疑惑 絶対、正義は勝つ!(その3) [時事問題]



三浦元社長逮捕とアメリカの法律(60)


今日の午前、

サイパンの連邦地裁で

ロサンゼルスへの移送の取消しを求める

人身保護請求の審理が行われる。




連邦地裁であるから連邦法の立場から審理することになる。




本件では、

「共謀罪による逮捕が

アメリカ合衆国憲法(連邦憲法)が定める

一事不再理に違反し、違法である」と

いえるかどうかが争点だ。




この問題については、

ロス地裁が先週金曜日、

カリフォルニア州憲法及び法律の観点から、

日本の「共謀共同正犯」と州刑法の「共謀罪」は「同一の犯罪」でなく、

共謀罪による逮捕は適法と結論を出した。




アメリカ連邦最高裁は、

一事不再理の「同一の犯罪」の判断基準として

「同一要素テスト」を採用している。



ロス地裁は基本的にこの基準に従って判断した。





サイパンの連邦地裁も、

「同一要素テスト」を採用する。




そうすると、結局、ロス地裁と同じ判断をせざるを得ない。



他に移送を取り消す事情がないので、

連邦地裁は、早ければ今日にでも弁護側の請求を退けるであろう。





そうなれば、弁護側は連邦高裁に控訴するという。



連邦高裁は「第9サーキット」と呼ばれる

カリフォルニア州サンフランシスコにある裁判所だ。

(個人的な話であるが、第9サーキットには何度もお世話になった)




つまり、移送の可否についてもカリフォルニアで審理することになる。




三浦氏はサイパンに居残りでも、

その弁護人らはすべてカリフォルニアに集まり、

そこで裁判をすることになる。





なんともいびつな状況だ。






本当にこんなことを弁護側は続けるのであろうか。




現状を考えると、

「移送はやむなし」と弁護方針を変更することに

一定の合理性があると思うが・・・



(つづく)




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コメント 1

go810

時々見せて頂いています。
先生のご見解は随分参考になります。

ところで、差出がましいとは思いますが、行を大きく離してお書きになっているのは、随分読みづらいのです。
できましたら、元のような形式でお願いできないでしょうか。

by go810 (2008-09-30 03:21) 

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