筋肉弁護士ヒロ　あきらめるな！そのとき自分が変わる：SSブログ

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2020年12月22日｜ 2020年12月23日｜2020年12月24日ブログトップ

今日、河井案里の裁判が結審！有罪であれば歳費の返還を請求すべき　 [時事問題]

河井案里被告の選挙買収事件は今日、弁護側が意見を陳述して結審する。案里被告は無罪を主張しているが、最後に何を語るか、注目される。

検察側は懲役１年６月を求刑している。年明けに判決が言い渡される見通しだ。

もし案里被告に有罪判決が言い渡され確定すれば、公職選挙法の規定により当選が無効となり、参院議員を失職する。

重要なのは、昨年７月の参院選挙時にさかのぼって当選が無効になることだ。つまり、案里被告は当初から国会議員でなかったことになる。

したがって、国会議員の給料である“歳費”を受け取る資格がない。原則として、案里被告が国会議員としてこれまで受け取った歳費や諸手当を返還する義務がある。

もっとも、案里被告は選挙買収容疑で逮捕されるまで一応は国会議員として活動していたのであるから、その期間に受け取った歳費などは返還する必要がない。

これに対し、逮捕から今日に至るまでの期間は、案里被告が国会議員として活動していたとは言い難い。国会に出席するなど国会議員としての責務を果たしていない以上、逮捕以降に受け取った歳費などは“不当利得”となり返還しなければならない。もし案里被告が自主的に返還しないならば、国は案里被告に対し返還を求める裁判を起こすべきである。

案里被告に現在も歳費や諸手当が支給されていることに国民の批判が強い。支給した後に返還を請求するという面倒なことをするのではなく、国会議員が逮捕されれば以後は歳費などの支給を停止するという立法をすべきである。ただ、この立法をするかどうかは国会議員が決めるので、実現する見込みはない。